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  5. 「農村の原風景」飯野農夫也版画展(平成23年6月22日~8月31日)

「農村の原風景」飯野農夫也版画展<終了>

「農村の原風景」飯野農夫也版画展は平成23年8月31日をもって終了させて頂きました。
期間中、多数の皆様のご来場ありがとうございました。

展示期間
平成23年6月22日(水)~平成23年8月31日(水)
土日も開館。ただし、祝日7月18日「海の日」は休館とさせていただきます。
開館時間
午前9時~午後5時
※入場無料
場 所
茨城県つくば市竹園1-7 筑波銀行本部ビル2階ギャラリー
地図はこちらからご覧ください
「野道」 1999年 「麦踏み」 1947年
「野道」 1999年 「麦踏み」 1947年

ごあいさつ

このたびの「東日本大震災」でお亡くなりになった方々に、心から哀悼の意を捧げるとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。


今回は、農民版画家として有名な飯野 農夫也(いいの のぶや)画伯の作品を展示させていただきます。

画伯は、茨城県筑西市出身で、筑波山を背景に“農村の原風景”を素朴に描きあげた作品は観る者の心にやすらぎと郷愁を呼びおこします。

1913年(大正2年)に真壁郡五所村(現 筑西市)に生まれ、真岡中学校在学中に天才洋画家 青木繁の影響を受け画家を志し、油彩画を始めました。その後1931年(昭和6年)18歳で上京しプロレタリア美術研究所に入り勉強しました。

1935年(昭和10年)郷里に戻り、油絵や詩作の勉強を続けましたが、1937年(昭和12年)戦争の影響で油絵具が手に入りにくくなり、栃木県出身の彫刻・版画家 鈴木賢二にすすめられ版画を始めました。

1940年(昭和15年)造型版画展で「麦刈り」「糸とり」が初入選し、翌年には同展の会友となりました。その後も創作活動を続け、多くの展覧会等に出品されてきましたが、1965年(昭和40年)52歳のとき、東京銀座「現代画廊」で個展を開き、作家として広く日本美術界に認められました。

画伯は自らを「版画の百姓」「野良の美術家」と名乗り、富や名誉にこだわらず、木版画と詩作に生きてきました。作品の多くは、想いの強い筑波山を背景に農作業に励む婦人像、ときには樹木や野仏・石仏であり、それらが絶妙に配置されています。

画伯は、同郷の大先輩である板谷波山にも注目されていましたが、隣町 明野町出身の元農林大臣赤城宗徳氏が画伯の作品を大変気にいられ、著書のなかで「すこし腰がまがりかけたであろう老夫婦が麦を踏んでいる図、それは、ミレーの晩鐘にも匹敵するような名画だ、と少なくともわたしは感じた」と述べています。

独自の版画技術表現を確立した画伯は、各地で個展の開催や美術展への出展を重ねるとともに、1977年(昭和52年)には、NHK日曜美術館「私とミレー」に出講しています。

また、1982年(昭和57年)には日中版画友好交流代表団団長として訪中するなど、国際交流の面でも活躍されました。

2006年(平成18年)1月、92歳でお亡くなりになりました。

是非、ゆっくりと“農村の原風景”をご鑑賞ください。


展示会場で東日本大震災に被災された方々へのチャリティー募金に取り組んでいます。

募金は茨城県を通じ被災地の皆さまにお届けし励ましていきたいと思います。

是非ご協力よろしくお願いいたします。

「麦刈り群像」 1986年
「麦刈り群像」 1986年

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