未来をつなぐ仕事と行員たち
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Interview 03
達成感を味わってもらうこと。
それが仕事のやりがい、楽しさを生む。
支店長
鈴木 伸
阿見支店 支店長
2000年入行 / 産業情報学部 産業情報学科卒
- 筑波銀行を選んだ理由は?
- 私は、小学校、中学校、高校、大学とずっと地元・茨城で育ちました。就職にあたって考えたのは、生まれ育った茨城に恩返しできる仕事に就きたいということ。その中で着目したのが、幼い頃から馴染みが深く、地元のかすみがうら市に近い土浦市に本店があった筑波銀行でした。銀行であれば、さまざまな資金を融資することで、地域に貢献し私の地元愛を具体的に形にすることができるのではないか。その熱い思いが通じ採用していただきました。当時は有効求人倍率が1倍を切る就職氷河期だったこともあり、感謝の気持ちを持って入行したことを覚えています。
- 今はどんな仕事を担当していますか?
- 入行してから二十数年、初めて支店長の発令を受けました。支店長は文字通り支店運営を担い、店舗全体のマネジメントが重要な役割ですが、並行して私は営業の最前線でも、日々お客さまを訪問する活動を行っています。支店運営で私が常に追求しているのは、支店のメンバー一人ひとりに小さなことでもいいので達成感を味わってほしいということ。その日、その週、その月、どんなことでもいいから目標を立てそれを達成すること、これが成功体験となってやりがいを生み、結果として支店の実績向上にもつながります。またその実現のためにはメンバーとのコミュニケーションが重要で、1 on 1ミーティングを通じて、それぞれの性格や考え方に合ったマネジメントを実践しています。

- 印象に残っているエピソードを教えてください。
- 入行14年目に支店から営業本部に異動となり、法人融資担当として、新規開拓専門の営業担当となりました。新規開拓の場合、お客さまと面談することは容易ではありません。たとえ面談ができても初対面の人間に簡単に経営課題をお話しいただくことなど到底できません。どうすれば会っていただけるのか、実際に会っていただいたとき自分はお客さまに何を投げかけるのか、試行錯誤の日々が続きました。それを繰り返す日々の中で、お客さまの真のニーズをつかむこと、潜在的な課題を見つけ出すことの重要性を、改めて深く認識しました。そして見つかった課題やお客さまからいただいた宿題に対しては、誰よりもスピード感を持って応えていく。お客さまのために仕事をする、お客さまのために汗をかくこと、その意識が今も続く私の仕事に対する考え方の礎になっています。
- この仕事のやりがいは?
- 支店長として喜びを感じるのは、支店のメンバーが日々笑顔で元気に出社してくれることです。笑顔や活力が誰にとっても仕事の基本ですし、そのためにも「まずは家庭を大切にしてほしい」とメンバーには伝えています。また支店運営を担う以上、業績にはこだわりたい。メンバーが同じ方向を向いて一丸となって頑張り、目標とした数字を達成したときは大きなやりがいを感じます。メンバーにとっても、同じ支店で働く仲間と一緒に達成感を分かち合うことこそが、仕事の楽しさにつながっていくと考えています。ちなみに、支店は規模によって3つのグループに分けられているのですが、阿見支店が属する第2グループの中で私たちはトップの実績を上げることができました。

- 筑波銀行はどのような魅力がありますか?
- 魅力度ランキングでは茨城県の評価は決して高くありませんが、茨城県の魅力や可能性は実は全国でも有数のものがあると私は考えています。県南エリアは人口が増え、全国の中でも高い成長・発展を続けていますし、茨城県全体でみても農業・漁業が盛んなことに加え、工場団地誘致でも全国トップを誇っています。このように高いポテンシャルを持ったエリアを舞台に地域活性化を担っていくことが私たちの最大の役割ですし、 また、小回りの利く、お客さまのかゆいところに手が届く銀行という、他行にはない強みもあります。県内二番手の地銀として、トップを目指すポジションであることも挑戦のしがいがあり、ここで働く大きな魅力の一つだと感じています。
- 未来に向けて、どんな懸け橋になりたいですか?
- 地域の皆さまの信頼をベースに、存在感のある銀行を目指し、豊かな社会づくりに貢献する、地域になくてはならない銀行であり続けたいと考えています。そして、地域社会が抱える課題の解決に向け、質の高いサービスや商品をいち早く提供し、お客さまが最初に相談したい銀行「First Call Bank」としての存在感を確立していきたい。そのためにも、ソリューション営業に取り組む中で、お客さまを「とことん支援していく」姿勢を貫きながら業務に臨んでいきたいと考えています。

- 学生の皆さんへのメッセージ
- 学生の皆さんに伝えたいのは、遊びでも勉強でも、何ごとも徹底してやってほしいということです。その経験は社会人になって、きっとさまざまな局面で役に立つと思います。また、私が一緒に働きたいと思うのはシンプルですが、やる気がある人。やる気さえあれば、どんな壁でも突破できますし、仕事のやりがいも手にすることができます。間違ってもいい、失敗してもいい。やる気を持って、全力でチャレンジできる人と一緒に働きたいと思っています。その日が来ることを楽しみにしています。

One Day Scheduleある日のスケジュール例
- 7:40
- 出社
- 支店メンバーの中で一番に出社し、支店内を掃除するのは毎日の恒例。掃除機をかけモップで隅々まで磨く。
- 8:30
- 始業
- メンバーの出社を迎える。メールチェック、本部からの通達確認、各種案件整理などのデスクワーク。
- 8:40
- ミーティング
- 曜日に応じて、役席者、営業担当、全メンバーなどでミーティングを行う。その日やるべきことを共有する。
- 9:00
- お客さま訪問
- 製造業のお客さまを訪問し、今後の事業戦略をヒアリング。土地購入、設備投資を検討している情報をキャッチ。
- 11:00
- お客さま訪問
- 新規のお客さまを訪問。お客さまの事業である介護施設の運営に関し、課題等をヒアリングする。
- 12:00
- 帰社後、ランチ
- 13:00
- お客さま訪問
- 運送業のお客さまの事業承継を支援するため、M&Aの提案を行う。売却先のリスト等を提示し、お客さまと検討。
- 14:00
- お客さま訪問
- 病院経営のお客さまに向けて、リファイナンスの提案。融資規模や返済計画等、今後の方針について共有する。
- 15:30
- 帰社
- 同じ時間に帰社してくる営業担当者それぞれに、一日の活動内容を聞く。自ら声掛けすることを心がけている。
- 16:00
- 融資審査等
- 営業担当者から示された稟議書のジャッジを行う。その他、外出中に届いたメール確認、返信、事務作業。
- 17:30
- 退社
- 仕事が終われば、いち早く退社するようにしている。他メンバーも早く帰宅できるように、率先して退社。
