未来をつなぐ仕事と行員たち

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Interview 04 チャレンジできる環境が、
成長を加速させる。

本業支援部門
磯部 悠 ビジネスソリューション部
金融ソリューショングループ
2012年入行 / 経営学部 経営学科卒

筑波銀行を選んだ理由は?
就活当初は、自分が何をやりたいのか具体的に見えていませんでした。ただ、幅広い業界・企業を見ていく中で、銀行の重要な役割である「融資」という機能に改めて興味を持ちました。銀行はあらゆる業界・企業と取引があり、そこに資金を供給することで企業の成長発展に貢献する仕事。これは、社会的にも大きな価値があり、その分やりがいも感じられるのではないかと思ったのです。その中でも、筑波銀行はフットワークが軽く、小回りの利くスタンスを強みとして地元の中小企業を支援していることを知り、それが地域経済発展の貢献にきっとつながると魅力を感じて、入行を決めました。
今はどんな仕事を担当していますか?
営業店で9年間、法人・個人の融資等を担当してきましたが、最初の転機になったのは、REVIC(地域経済活性化支援機構)への出向でした。さまざまな経験を積んだプロフェッショナルが集まる環境の中で、企業の事業性評価の専門的な知見を学び、帰任後は企業経営相談員として、各支店の法人のお客さまに対して事業計画策定や融資等により経営課題解決に向けたサポートを行いました。その後、SBI新生銀行へ出向。そこでは「ストラクチャードファイナンス(※)」について専門的に学び、帰任後は金融ソリューション担当として、当行内にストラクチャードファイナンスの取り組みを広げることを目指して業務に取り組んでいます。

※ストラクチャードファイナンス……仕組み金融とも言われ、企業自体の信用力に依存せず、対象プロジェクトやアセットから生じるキャッシュフローに着目した金融スキーム。
インタビューイメージ
印象に残っているエピソードを教えてください。
支店の営業担当だったころ、ある企業を支援しました。その企業は過去の業績不振で大きな債務を負っており、赤字を脱した後も毎月の返済により資金繰りがかなり苦しくなることが見込まれる企業でした。他行の状況を見ると、どの銀行も資金回収一辺倒という状況。しかし私は、そのような厳しい環境の中でも経営努力の成果で業績改善の兆候が見られることに着目しました。フランチャイジー企業でありながら、独自の商品・サービス開発を進める取り組みにも魅力を感じたことから調査を重ね、最終的に各金融機関からの借入の抜本的な見直しを行いました。簡単に言えば当行が各行の債務を肩代わりし、支援することにしたのです。お客さまの事務所に訪問した際には、丁寧にお礼の言葉をいただき、本当にお客さまに喜んでもらえました。金融パーソンとして働いて本当によかったと感じられた案件でした。
この仕事のやりがいは?
現在所属するビジネスソリューション部は、法人ソリューション全般の営業店サポートを行っています。各メンバーがそれぞれの専門分野を持ち、営業店による法人のお客さまの課題解決に向けたソリューション営業のサポートを行っています。ここでは、自分がアイデアを出すことで案件が実現し、それによって仕事が増えていくことが大きなやりがいです。さらにはその先でお客さまや営業店で働く仲間が喜んでくれるのも仕事の喜びにつながっています。また一方で、金融ソリューション担当として、シンジケートローンやストラクチャードファイナンスの手法などを取り入れた、より高度なファイナンス手法の開発というミッションが与えられています。出向で得たこれまでの経験を活かせる仕事ですし、何よりも当行にとっての新しいチャレンジを任せてもらえていることに、プレッシャーもありますが本当に大きなやりがいを感じています。
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筑波銀行はどのような魅力がありますか?
努力をすればさまざまなことにチャレンジする機会があることは、当行の大きな魅力だと自分自身の経験から実感しています。営業店時代のある時期から、自己啓発に力を入れるようになったのですが、その取り組みを続けていると、支店内でも信頼が厚くなったのか重要なお客さまの担当や仕事を任せてもらえるようになりました。また、「キャリアチャレンジ制度」を活用して外部にも出向し、専門的なことを学ぶチャンスをいただきました。このように日々の業務に努力することがスキルアップにつながりますし、成長を感じながら仕事ができる環境です。大切なのはあらゆることに真摯に一生懸命であること。それを継続すれば、自分のやりたいことが実現できる銀行だといえると思います。
未来に向けて、どんな懸け橋になりたいですか?
茨城県内を見てみると、県南地区は成長しているものの、今後、県全体としての人口は減少し、地域経済にも大きな影響があると思います。そうした環境の中で、銀行は単に地元企業に資金を供給するだけに留まらない金融サービスの提供が求められてくるのではないでしょうか。事業承継や新たな成長分野への支援など、地域経済のために銀行はさらに重要な役割を担わなければいけない存在となっていくはずです。私は、これまでの筑波銀行にはなかった金融サービスの開発や提供のため、先頭に立って取り組んでいきたいと考えています。まずは、今取り組んでいる金融スキーム「ストラクチャードファイナンス」について、当行の新たなサービスとして早期の導入実現を目指します。
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学生の皆さんへのメッセージ
人が好きで営業に興味がある人、ある特定の専門分野を究めたい人、自ら先頭に立つ人、サポートに力を発揮する人等々、それぞれに思いや実現したいことがあると思います。銀行には個人・法人それぞれ幅広いお客さまがいて、仕事もさまざまな内容がありますので、前向きにひたむきに取り組めば、やりがいを感じることができる仕事との出会いが、筑波銀行にはきっとあります。現時点では自分が何に向いているかわからなくても、働くイメージができなくても大丈夫。それは入行してから、さまざまなチャンスに出会い見つけていけばいいと思います。筑波銀行は、それが可能な場所ですから。
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One Day Scheduleある日のスケジュール例

8:30
出社
メール確認、各部署からの通達チェック。一日の作業内容の確認。チームメンバーと案件進捗状況の確認。
9:00
融資案件の組成作業
融資対象企業の事業性、財務内容、成長性、業界動向等の調査、分析。検討を進めつつ、資料作成を行う。
11:00
営業店のお客さまの訪問
営業店の法人担当者の商談に帯同。法人担当者と共に、お客さまからヒアリング。資金ニーズ・用途等を把握。
12:30
ランチ
13:30
他行との面談・打ち合わせ
融資案件に他行と共同で取り組む「シンジケートローン」組成に向けて、他行3行とリモートによる打ち合わせ。
14:30
営業店担当者や関連部署との協議・打ち合わせ
融資案件の実行に向けた課題の洗い出しを行う。課題解決に向けて、クリアすべき課題を行内関係者と協議。
15:00
「ストラクチャードファイナンス」のマニュアル作成
不動産ノンリコースローンのスキームを調査・分析し、導入するにあたっての規定・ルールの検討を進める。
17:00
部内打ち合わせ
各担当者が取り組んでいる案件の進捗状況の共有・確認。それぞれの案件の問題点に関して意見交換。
18:00
退社
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