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  5. 「生命の輝き 能島征二彫刻展」(平成26年4月29日~平成26年5月30日)

「生命の輝き 能島征二彫刻展」<終了>

「生命の輝き 能島征二彫刻展」は平成26年5月30日をもって終了させて頂きました。
期間中、多数の皆様のご来場ありがとうございました。

展示期間
平成26年4月29日(火)~平成26年5月30日(金)
※土曜日、日曜日も開催しております。
開館時間
午前9時~午後5時
※入場無料
場 所
茨城県つくば市竹園1-7
筑波銀行本部ビル2階ギャラリー
地図はこちらからご覧ください

生命の輝き 能島征二彫刻展

ごあいさつ

今回は、「生命の輝き能島征二彫刻展」と題し、茨城県が生んだ偉大な彫刻家である能島征二先生の作品展を開催させていただきます。

能島征二先生は、昭和16年12月に東京・浅草に生まれ、昭和19年に戦災を避けて母の生地である茨城県笠間町(当時)に疎開しました。幼い頃から笠間焼の粘土で遊び、その後日本画家であった父から彫刻の基礎を学びました。高校1年の時に「父の頭像」を制作し、当時の「県展」に初入選しました。その後彫刻家である小森邦夫先生に出会い、師事して、茨城大学2年の時には日展に「女の首」を出品して弱冠20歳で初入選を果たしました。その後も精力的に制作活動 を続け、日展、日彫展、県展などに50年以上にわたり休むことなく出品し続け、日展特選、日展会員賞、日展文部大臣賞、日本藝術院賞等数々の賞を受賞されています。また日本藝術院会員、日展常務理事(彫刻審査主任)、日本彫刻会常務理事、茨城県美術展覧会会長など要職についており、現在の代表作家の支援と次代を担う作家の育成を通じて、茨城の美術文化の発展・向上のため尽力されています。

先生は半世紀にわたり女性裸婦像を中心に制作されていますが、その作品は伸びやかで無理のない自然体です。しかしその柔らかで穏やか、そして健康で自然な生命感を感じさせる作品から、私たちは人間の内面(愛や祈りや慈しみ)を感じることができます。

また作品制作の傍ら、今日まで30数年にわたり、古代エジプトからギリシャ・ローマ、中世キリスト教美術やルネッサンス、近現代の彫刻や、中国の敦煌、奈良の古仏の彫刻群など様々な芸術作品を鑑賞しています。そしてその時に得た感動を自分の表現で次の作品に生かされています。

先生は「彫刻とは何か?」を常に自分自身に問いかけながら、また人間と自然とのかかわり、美しくも厳しい自然に生かされている人間、儚いからこそ尊い生命の輝きを想い、これからも彫刻制作に向き合っていきたいとおっしゃいます。

今回は、1979年から2011年までの日展出品作品を中心に合計36点を展示させていただきました。作品からあふれる「生命の輝き」を十分ご堪能いただけるものと存じます。皆さま、どうぞごゆっくりとご鑑賞ください。

「祈り」 2011年 「分水嶺」 2010年
「祈り」 2011年 「分水嶺」 2010年
「夢・おもい」 2009年 「海を見ていた」 2009年
「夢・おもい」 2009年 「海を見ていた」 2009年



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