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  5. 「きりえの世界展」(平成25年9月18日~平成25年11月3日)

「きりえの世界展」<終了>

「きりえの世界展」は平成25年11月3日をもって終了させて頂きました。
期間中、多数の皆様のご来場ありがとうございました。

展示期間
平成25年9月18日(水)~平成25年11月3日(日)
※土曜日、日曜日も開催しております。
開館時間
午前9時~午後5時
※入場無料
場 所
茨城県つくば市竹園1-7
筑波銀行本部ビル2階ギャラリー
地図はこちらからご覧ください

ごあいさつ

第11回企画展として『日本伝統芸術 きりえの世界展』を開催することとなりました。切り絵の歴史は、紙が誕生した中国が起源とされ、ハサミと小刀のみを使って製作される中国の切り絵は「剪紙」と呼ばれ民間、特に農村に長く伝承されました。その起源は遙か昔の商の時代(紀元前16~11世紀)にまで遡るといわれています。

中国各地でその地方独自の切り絵が発達しました。「北方切り絵」の古朴と豪放、「南方切り絵」の繊細と精緻など、みな独特の風格があり悠久の歴史を持つ切り絵の典雅さと素朴さは、中華古文化の精華の一つであります。

日本での「切り絵」の歴史は、その前身である「きりがみ」に始まるとされ、いまも日本各地に数多く残され独自の造形と表現の美しさを伝えています。

そのほとんどは神事、仏事の際に使われる祭事用ですが、他に正月の飾り紙、七夕の飾りなどがあり、一枚の紙から形を切り出す「切り絵」の文化として伝承されています。

今回、企画展に出品していただく冨山明峰、黒澤知慧美 両先生の切り絵は、技法的には「平面切り絵」と呼ばれています。

平面切り絵とは、デッサンを行い、筆ペンで描いた用紙を、泥塗技法により塗った黒い和紙に重ねて、デザインカッターで白い部分を切り抜いていき、切り抜かれた黒い和紙にスプレー糊を吹きかけて二層和紙(台紙)に貼り付けて完成となります。

白色と黒色の和紙だけを利用して作成された作品が織り成す、躍動感、遠近感、立体感は、すばらしく見る人を魅了させるものと思います。

両先生は、日本切り絵協会会員であり、これまでに数多くの展覧会に出展し数多くの入選をしております。

最近では、日仏交流150周年記念フランス切り絵展(訪仏)、日中友好きり絵美術展(訪中)等国内のみならず国外でも活躍されています。

今回、展示される作品の中で冨山明峰先生は「故郷への飛翔」を、黒澤智慧美先生は「月光の櫻詩」を推奨しております。他の作品と合わせごゆっくりご鑑賞ください。




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