第十六回企画展 「川瀬巴水展 ~郷愁の日本風景~」 <終了>
第十六回企画展 「川瀬巴水展 ~郷愁の日本風景~」は平成28年6月30日をもって終了させて頂きました。
期間中、多数の皆様のご来場ありがとうございました。
- 展示期間
- 平成28年6月1日(水)~平成28年6月30日(木)
※土曜日、日曜日、祝日も開催しております。 - 開館時間
- 午前9時~午後5時
※入場無料 - 場 所
- 茨城県つくば市竹園1-7
筑波銀行本部ビル2階ギャラリー
地図はこちらからご覧ください
ごあいさつ
第16回を迎える今回の企画展は、大正から昭和にかけて活躍し、生誕130年を迎える版画家「川瀬巴水展」(かわせ・はすいてん)を開催します。
川瀬巴水は、明治16年(1883年)、現在の東京都港区新橋に生まれました。幼いころから絵に親しみ画家の道を志しますが、本格的な修行を始めたのは27歳になってからのことでした。
大正7年、川瀬巴水に転機が訪れます。伊東深水が手掛けた連作《近江八景》を見て木版画の魅力に心を打たれます。以後、日本全国を旅しながら写生した風景を、東京に戻っては版画を作るという暮らしを亡くなるまで続けました。
川瀬巴水が全国を旅する中で選んだのは、かつて日本のどこにでもあった風景です。雲、雨、雪、四季や時刻の表情を大切にしながら、飽くことなく描き続けました。生涯に残した木版画の作品は600点を超え、『昭和の広重』(歌川広重:浮世絵版画家)とも称えられ、海外でも高い評価を受けています。
本企画展では、「増上寺の雪」作品の他、晩年、茨城県内の土浦や潮来、稲敷等を何度も訪ね、多くの作品を残した風景画など68点の作品を展示させていただきました。川瀬巴水の特徴でもある懐かしい日本の風景を、どうぞごゆっくりとお楽しみください。
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